新たなストレス解消法

とりあえず泣いた。
もうなにがなんだかわかんない、理由もわからずわんわん泣いた。
こんなに泣いたのはじーさんが死んで以来だ。
基本野分は泣いたら負けだと思ってる。
ひとりでいても声出して泣くなんてできなかった。
だけど今回はまじで泣いた。

なんてこたないんです。
ただしばらく絵を描いて無くって、
絵ってのは二次創作とかじゃなくって、水彩画。

野分結構な絵描くのですよ。
高校卒業するまでは週1で絵画教室通ってたから、
確実に週1回は描いていたんですよ。
それも13年間。
だのに大学入って、
授業はある、部活はある、課題は出る、
家事もせにゃならん、サイトも大事etc･･･。
そんで、絵といえば、
大学の課題の平面構成、色彩構成、素描、だけなわけ。
あと、親戚とかに送るはがきにちょこちょこっと。

母が言ってたけど、野分以前に
「私は絵があればなんにも要らない」
って言ってたらしいんだわ。
本人、そんなことも忘れて新たな生活をエンジョイ。
だけど何かが足りない。
うすうす気づいてた。
描きたい気持ちがあること。
死んだじーさんは私の描く絵の大ファンで、
入院した病室にもじーさんの故郷の景色の絵を飾ってくれてたっけ。
だからじーさんの為にも一生描き続けよう、って思ってたんだ。

課題で作る絵や構成なんて作品のうちに入らないと思ってた。
楽しい気持ちはあるし、すごい集中力を発揮してるけど、
やっぱり自分の絵が描きたかった。

水曜の素描の授業から、最終課題の製作が始まった。
テーマは無し。
木炭紙大の画用紙に、鉛筆で何か描けばいいだけ。
次の授業とバイトが無いのをいいことに約5時間描き続けた。
写真の風景を写すだけの作業。
絵を描かない人からしてみれば気が遠くなるような作業かもしれない。
だけど私はとにかく楽しかった。

家に帰って、考えて、
なんで今まで描かなかったんだろう？って思った。
後悔した。
そして、
描きたい。絵が描きたい。思う存分描きたい。
そう思ったら泣けてきた。
わたしはばかだ。とか、
絵が好きだ。とか、
絵だけ描いて生きたい。とか、
本気で勉強しなきゃ。とか、
いろいろなことが頭ん中ぐるぐるして、
涙が止まらなかった。
とにかく泣け！泣け！ってどっかから指令が下りてた感じ。
もうなにが悲しいんだかわからなかったけど、全然止まなくて、
結構長い時間ただ泣いてたと思う。

しばらくたって、泣き止んで、スッキリした。
ああ、泣くのって大事だな、って思った。
これからはストレス感じたら思う存分泣こうと思った。
あとは絵を描くのも私にとってはストレス解消法。
めんどくさい作業をながーい時間やって、スッキリ。
しようと思う。
三度の飯より好きなモノなんて無いつもりだったけど、
絵描いてれば4食ぐらい抜けると思う。

またちょこっと実家帰ったし、年末は帰りません。
バイトと課題頑張ります。
そんで疲れたら、とりあえず泣くか。